父のお土産はいつも天津甘栗。
「母の日」なのに何で「父」の話??・・・答えは最後に!
私が小さい頃は、JRの駅(当時は国鉄)の改札を出ると天津甘栗の売り場がありました。
私を膝に乗せせっせと皮をむく父、食べるだけの私。
大正生まれの厳格な人で上の兄(3人)を膝に抱くことは無かったと母は言っていました。
自分で言うのも変ですが、待ち望んでやっと生まれた女の子の私をとっても可愛かったんだと思います。
私もそんな父が大好きでした。
父はとっても器用な人でお休みの日には大工さんや左官屋さんにも変身していました。
理想の男性は?って聞かれたらきっと「父です」と答えると思いますね。
ある小雨の夜、雨で濡れないように背広の上着で隠すように大きな包みを抱えて帰って来ました。
「はい、お土産」と手渡す父。
「ありがとう、あっ!!おはなしマーガレットちゃんだぁ~♪」と私。
ずっと前に買ってもらう約束をしていたお人形、誕生日のプレゼントでした。
来年は何にしようかなぁ~♪なんて考えていたけどこれが最後のお土産になってしまいました。
私が9歳と3ヶ月の時に他界。
そんな私も今日父と同じ年になってしまいました。
バースデーケーキって歳でもないんでロウソクは無しです。
笑っちゃうくらい父にソックリな私、顔なんて瓜二つ。
ケアンのようなゴワゴワした白髪頭にしたら、それが父です。ahaha
似すぎててちょっと怖い・・・父よりもう少し長生きできるかな?
そんな訳で母の日なのに父の話でした。
「おはなしマーガレットちゃんとは」・・・
名前は定かではないんですが、40cmくらいのお人形で背中にCDのような物を入れて胸のボタンを押すとお話をする人形です。
ご存知の方はいるかしら??